【楽曲選定コラム1回目】カバー楽曲を1つ選ぶのに1ヶ月以上?!スラムダンクより「世界が終わるまでは・・・」を選んだその理由と考え方

作曲/アレンジ

今回から特別コラムとして全3回に分けて「ミニケストラが演奏する」楽曲をどのように選んでいるのかを例を挙げながら深く掘り下げていきます

 

ミニケストラの選曲理由に関しては以前こちらのブログで簡単にご紹介しました

 

楽曲選定の理由を深く掘り下げていく第1回目は,世界が終わるまでは・・・,です

 

1990年代を代表する名作マンガ,スラムダンクの第2期エンディングテーマとして採用された名曲です

 

多くの人に愛される曲を求めて

ミニケストラでは世代と世界を超えた曲を選定しています

 

世代を超えるとは,10年前や20年前に作られた曲であっても現在も多くの人々に親しまれており,かつ,10年後や20年後も長く愛されて子供から大人まで楽しめるということ

 

世界を超えるとは,文字通り日本のみならず世界各国の人々に曲が知られているということ

 

この2つの条件を満たしている作品を選択します

 

まずどのように進めているかというと,「人気のアニメランキング」などのキーワードで検索を行い,人気のアニメをリストアップします

 

日本語だけでなく,英語で「famous japanese anime songs」やスペイン語で「famosa canción japonesa de anime」などと検索を行い,各国でどのくらい数の検索結果があるかどのような内容が書かれているか,などのチェックを入念に行います

 

ここでのポイントは,ただ単に「マンガが面白かった」というコメントでなく,その読み手の人生やライフスタイルに何かしらのインパクトを与えてきたか,です

 

この作業を繰り返します

 

そして楽曲アレンジを行おうと決めた作品の1つがスラムダンクです

 

スラムダンク好きの気持ちになりきる

ミニケストラを好きでいただいているお客様は,少年ジャンプ世代もしくはジャンプ関連の作品に強い興味を持っている方々が中心と言っても過言ではないと思います

 

このスラムダンクに関して言えば,1990年代前半の時期にバスケにはまって部活や遊びでバスケに汗を流した学生などの世代が中心になります

 

この世代の気持ちに一度なりきってみます

 

1990年代前半はまだ携帯電話やインターネットが個人が使える環境にはなっておらず,SNSや携帯ゲームはありませんでした

(引用 : wikipedia より携帯電話について

 

いつの時代も「かっこいい存在」は憧れや真似の対象です

 

部活や昼休みの遊び時間中に,流川みたいにドリブルを華麗にやりたい仙道みたいになんでもできるオールマイティになりたい沢北みたいに1on1で無双になりたい,というシーンを想像して練習していたり

 

もしくはゴール前ではゴリ(赤城)のスクリーンアウトや桜木のオフェンス・デフェンスのリバウンドを頭に描きながらプレーしたり

 

バスケに打ち込んだ世代はこのような経験が一度あるのではないでしょうか

 

またバスケをやってなかったしても,毎週火曜日に発売される少年ジャンプもしくは後日発売される単行本でスラムダンクは必ず読み,次の展開にハラハラドキドキしていた人も多かったはずです

 

スラムダンクの原作マンガを見た方はわかると思うのですが,数多くの名言のみならず描写においては躍動感がとても高く,そして身体やほとばしる汗の描写が非常に細かいので,読むだけでも手に汗握るほどの臨場感が伝わってきますよね

 

このようにバスケを実際にプレーしたり,またプレーしていなくてもスラウダンクが該当世代にどのように受け入れられたかを想像します

 

カバーする楽曲候補のリストアップ

次は候補となる楽曲を Youtube にて検索を行い人気があるかどうか調べます

 

ここで重要なのは,人気も加味しつつミニケストラの編成に合うかどうか,です

 

つまりヴァイオリン,フルート,チェロ,コントラバス,ピアノのクラシック楽器の編成に合うかどうかです

 

 

例えば以下のことを判断材料とします

 

ドラムやエレキベース全開であったり短いフレーズが多いの曲も楽しいとは思いますが,クラシック楽器の良いところの1つは長い音を響かせて歌うように演奏することなので,特にサビの聴かせどころにある長いフレーズがどのように使われているか,を考慮します

 

上記はあくまでも一例でこの他にもいくつもの点を考慮します

 

本当にこの曲でいいのか

ここまでの作品とカバーする楽曲の選定の作業で約2週間はかかります

 

そしてここからさらに1~2週間寝かせます

 

上記の流れを何回も頭に描いて「ほんとにこの曲は当時の情景を反映して聴いていただける方々の共感を得られるだろうか」と繰り返し考えます

 

時間をかけて思い込みを捨てていきます

 

世界が終わるまでは・・・決め手の理由

ストーリー,描写,名言など作品の全てにおいて多くの人たちの人生に影響を与えたスラムダンク

 

ミニケストラの演奏を聴きながら,それぞれの思い出をできるだけ噛み締めてほしい,そして同時に気持ちを滾(たぎ)らせてほしい,という願いを込めてカバーする曲を決めます

 

正直マイフレンド」と「世界が終わるまでは・・・」のどちらからにするか最後まで迷いました

 

「世界が終わるまでは・・・」の決め手の理由はイントロ部にあるベースやドラムの音がバスケコートを縦横無尽に走り回る音の響きを再現できそうだと判断したから,です

 

そして出来上がったミニケストラのアレンジ楽曲および演奏はこちらです

 

イントロはピアノから始まりフルートのソロ,間奏のヴァイオリンのソロ,そして最後のチェロのソロなど聴かせどころ満載で取り入れています

 

アクセスの70%以上は日本以外の世界各国からです

 

上記の楽曲選定の理由を頭に入れながらミニケストラのコンサートを聴くとより一層お楽しみいただけるとおもいます

 

次回第2回目の楽曲選定コラムではナルト疾風伝より「ブルーバード」について書いていきます

 

次回のミニケストラコンサート情報

次回のコンサートは,6/5神楽坂gleeにて行われます

テーマは「梅雨を吹き飛ばせ!初夏に贅沢クラシックコンサート」

  • ちびまるこちゃんより「ゆめいっぱい」
  • クレヨンしんちゃんより「夢のendはいつもめざまし」

など、梅雨をも吹き飛ばすピュアではつらつとした楽曲をお届けします!

(詳細:http://theglee.jp/live/19073/)

 

開場/開演
18:00/19:00

料金
一般  予約 4,000円/当日 4,500円
学生  予約 1,500円/当日 2,000円
0才~ 小学生以下 無料

 

予約はこちら

ミニケストラの詳細はこちらから