コラム

【楽器紹介】チェロはサポートもメインもできる特徴と魅力!?頼れるオールラウンダー

みなさん、チェロという楽器をご存知でしょうか?

男性の声の音に近いと言われるチェロの音色

そして,女性の身体の形をみたてて作ったというチェロの本体

 

そんな人間味溢れるチェロのことをもっと深く知りたいとは思いませんか?

今回はミニケストラにとって重要な楽器の1つである,チェロがどんな楽器なのか,そしてチェロの魅力を紹介します

チェロの基本情報

チェロはヴァイオリンの仲間で、もともとの名前は「ヴィオロンチェロ(Violonchello)」と言います

 

大きさはだいたい小学生中学年から高学年くらいの子供の身長と同じ高さくらいで、コントラバスよりも少し小さいです

ヴァイオリン属の楽器なので、コントラバスとは違いなで肩ではありません

コントラバスの紹介記事を参考にしてみてくださいね
【楽器紹介】縁の下の力持ち「コントラバス」の特徴・魅力

 

演奏できる音域はヴァイオリン属の中で一番低く、主にオーケストラでは中音域〜低音域を担当します

かつては現在よりも一回りほど大きかったそうで、演奏のしやすさから今の大きさに改良されました

チェロとコントラバスの見分け方

チェロの大きさは120センチ,重さは3.5キロほど

コントラバスとの見分け方は「背負うことができるかどうか」なんだそうです

 

背負うことができればチェロ,背負うことができなければコントラバスです

ぜひミニケストラのコンサートに行った際には,「背負うことができる大きさのチェロなのか確認してみてください

 

また,チェロはヴァイオリンとコントラバスと同じように弓で弾きます

ボディが大きいぶん弦の太さは太くなっていますが、バランスを保ちにくくなって演奏しにくくなるため,弦の長さは2センチほど短くしているそうです

パッと見だけではわからないと思いますが,「弦を短くしてるんだな」と思ってミニケストラが弾いているチェロを見るとまた違った視点で見ることができるかもしれませんね

チェロと文学作品

ところで皆さんは、チェロと聞いて何を思い浮かべますか?

 

文学好きの方なら、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」でしょうか

街の楽団でチェロを演奏する青年ゴーシュが、動物たちとのふれあいを通して音楽の才能を開花させ、また人間的にも成長するお話ですね

宮沢賢治が実際にチェロを演奏していたことがあったため、ゴーシュの演奏の描写に賢治自身の経験があらわれています

 

余談ですが、演奏家は危ないところで演奏する癖があるようです

ヴァイオリニストは屋根の上(『屋根の上のヴァイオリン弾き』というミュジーカル)、ピアニストは戦場や海(映画『戦場のピアニスト』、『海の上のピアニスト』)などなど…

トランペッターも毎朝屋根の上で吹いてますよね(某ジブリ映画)

 

チェリストは動物と会話していますが街や森など安全な場所で演奏しているので、まだ健全かもしれません

 

チェロに潜む虫?

皆さんはチェロやヴァイオリンなどの弦楽器の楽器の中に「昆虫」がいるのを知っていましたか?

 

…というのは冗談ですが、「魂柱(こんちゅう)」はあるんです。

「魂」という字がある通り、非常に大切な役目を持った部品で、弦楽器の響きを決める要となっています

 

 

どこにいる(ある)のかというと、弦楽器は胴体の正面に2箇所穴が空いていて、その穴のすぐ側に収められています

魂柱が文字通り柱となって、表板と裏板をつっぱり緊張させることで、弦楽器特有の、あの艶のある音色が生み出されます

目に見える部品ではないですが、豆知識として知っておくと友達に自慢でますよ!

チェロは座って演奏をする楽器

 

チェロの見た目は,ヴァイオリンやコントラバスと似ていますよね

チェロが他の2つと違うのは,座って演奏するところ

 

ヴァイオリンやコントラバスは手に持って演奏できますが,チェロは大きくて持つことが出来ません

そのためボディの下の部分に「エンドピン」と呼ばれる長い棒のような支えを床に起き,椅子に座って演奏します

 

エンドピンがつけられる以前は演奏者のひざの間に挟んで演奏されていたのですが,安定感がなく小柄な演奏者は苦労したそうなんです

それで試しに棒で支えてみたところ「あれ?いいんじゃない?」となり,エンドピン着きのチェロが急速に普及したそうです

 

このエンドピンのおかげで演奏自体が楽になっただけでなく、チェロの振動が床に伝わって共鳴するようになり音に広がりがでました

ソロ楽器としてのチェロ

アンサンブルなどではサポート役に回っているイメージのチェロですが、メロディーを演奏しても輝くんです!

ソロ曲で有名なのはバッハ作曲の「無伴奏チェロ曲第一番」ではないでしょうか

チェロの持つ暖かな低音と艶やかな高音が堪能できます

ぜひ聴いてみてくださいね

 

有名なソロ奏者だと、ヨー・ヨー・マ、パブロ・カザルス、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチです

チェロの可能性を広げた素晴らしい演奏家たちですので、もし機会があれば音源を聴いてみてください

 

ミニケストラのチェロは…

もちろん、ミニケストラのセロ弾きも負けてはいません!

サポート役としては、他のメンバー、ヴァイオリン、フルート、ピアノ、コントラバスをしっかりと結び合せ、全体のブレンド感を高める仕事をしています。

チェロはヴァイオリンよりもボディが大きいです

そのため低く力強い音色を奏でるので,ミニケストラではリズムをとり曲を支えるといった重要な役割があります

 

また,チェロはリズムをとりながらも,独奏楽器としても表現することができる器用な楽器です

曲によって違った役割をするのがチェロの特徴です

 

チェロがいるといないとでは、聴こえ方が全く変わってきます!

そしてメロディーを弾くときはたっぷり歌い、豊かな音色を響かせます

例えばこんな風に…

「ようこそジャパリパークへ」

0:54〜のメロディーに注目!

色っぽいですよね

チェロの音色の魅力は、溢れ出す色気だと思います!

そんな素敵な音色をもつチェロの演奏、ぜひミニケストラの生演奏で堪能してみてください

至近距離での演奏なので、チェロと演奏者をしっかりと観察できますよ

優雅で穏やかな姿や、拳を突き上げたくなるほどのかっこよさをもつチェロの演奏を,ぜひミニケストラの生演奏で味わってください

 

皆さんのお越しをお待ちしてます!

チェロ担当プリンスの紹介記事も是非読んでみてください
[メンバー紹介]ミニケストラを支えるチェロ担当 プリンス