コラム

【楽器紹介】クラリネットの魅力【吹奏楽の華】

クラリネット

ミニケストラがきっかけで、クラシック音楽に興味を持たれる方もきっといらっしゃるのではないでしょうか?

せっかく触れたのだから、ミニケストラだけで終わるのはもったいない!

 

そんなミニケストラメディア運営陣からの思いで、クラシック(特にオーケストラ)で活躍する楽器の魅力も知っていただきたいと思います

今回はいつもと趣向を変えて、ミニケストラには登場しない楽器『クラリネット』の魅力をご紹介いたします

クラリネットに対してどのような印象を抱いているのか?

クラリネットとは魅力

「クラリネット」と聞いて皆さんが思い浮かべるのは何でしょうか

……黒い縦笛が想像できていますか?

 

子供のころ、「クラリネットをこわしちゃった」という歌を聴いたり歌ったりしたことがあるのではないでしょうか

この歌で初めてクラリネットという楽器を知る人も多いかもしれませんね

 

完全に余談ですが、楽器が壊れて「オ パキャマラド パキャマラド パオパオパ♪」とか歌ってる暇があったら、近所の楽器屋にもっていくべきです

クラリネットの紹介:構造や音色

クラリネットは見た目の通り、木管楽器の仲間です

木管楽器ということは、ミニケストラ唯一の管楽器、フルートと同じですね

ただし、音が出る仕組みはフルートとは異なっています

 

シングルリード楽器と呼ばれる分類に属しており、「リード」と呼ばれる薄い板状のパーツを、息で振動させることで音を出しています

音は「トーンホール」という穴の開いた本体を通り、このとき穴の塞ぎ方によって音階を作ります

単純化すると、リコーダーにとてもよく似ています

と言うより、木管の大部分、ほぼ全てはこの仕組みで音を鳴らしています

 

木製らしく、音色はふくよかで木のあたたかみを感じられるものです

吹き方によって、金属質で鋭い音も出すことができ、曲調やジャンルに合わせて使い分けます

適応力の高さは管楽器の中でもトップクラスで、ジャンルや編成を問わず使われていることがその証拠ではないでしょうか

 

クラリネットが奏でるハーモニー【音色】

さまざまなアンサンブルに溶け込むことの出来るクラリネットですが、特にクラリネット族で作られるハーモニーは格別です

ヴァイオリン族と同じく、同族でのアンサンブルは互いの音が溶け合い、重厚でより一層の豊かさを生み出します

 

ジャンルを問わず活躍するクラリネットですが、民族的なメロディとの相性も良く、オーケストラなどではエキゾチックな響きを出したいときに使われたりもします

音色を聴くと、どことなくオリエンタルな雰囲気を感じるかもしれません

 

吹奏楽では、前方に配置され、オーケストラでのヴァイオリンのような役割を担っており、楽曲の主旋律を担当することも非常に多いです

クラリネットパートによるメロディラインが、吹奏楽サウンドの中心と言っても過言ではありません

 

クラリネットの魅力が味わえる楽曲をひとつご紹介するので、ぜひ聴いてみてください!

以上が簡単な楽器紹介でした

クラリネットの魅力、少しでも伝われば幸いです

クラリネットの素材は?

ここからは、少々マニアックですが、知っているとコンサートの楽しみが増えるお話です!

本体の材質には「グラナディラ」という名前の木材が使われています

クラリネットとは魅力

他にも樹脂製、金属製のものなどがありますが、主流はグラナディラです

完成後のひび割れを防ぎ、響きを良くするために、数年間乾燥させたものが切り出され、楽器の形に削られていきます

 

グラナディラは非常に硬い木材で、水に沈んでしまうほど比重の高い素材です

あまりに硬く、木材加工機では切削できないため、金属加工と同等の設備が使用されるとか

 

成長が遅く、楽器に使えるようになるまで100年近くかかると言われています

保護活動が推進されるほど希少な木なので、もしこのまま環境破壊が進めば、いつかグラナディラでクラリネットが作れなくなる……なんてことにもなるかもしれません

その頃には、新しい素材が主流になっているかもしれませんが、グラナディラの響きは聴けなくなってしまうかも……

クラリネットの種類はたくさん

クラリネットとは魅力

クラリネットには、家族が大勢います

もっともポピュラーなB♭ソプラノ・クラリネット(基本的に「クラリネット」と言えばコレを指します)以外に、高い方から

  • Ab ソプラニーノ・クラリネット
  • Eb ソプラニーノ・クラリネット
  • D ソプラニーノ・クラリネット
  • C ソプラノ・クラリネット

そして、B♭クラリネットをはさんで低い方へ、

  • A ソプラノ・クラリネット
  • Eb アルト・クラリネット
  • F バセット・ホルン
  • Bb バス・クラリネット
  • Eb コントラルト・クラリネット
  • Bb コントラバス・クラリネット
  • Eb オクトコントラアルトクラリネット
  • Bb オクトコントラバスクラリネット

(楽器名の前についている英語は、その楽器の基本音階を表しています 例:B♭=シの半音下から音階が始まる)

 

以上がクラリネット族に分類される楽器たちです

もちろん、全ての楽器が日常的に使われているわけではありません

一般的なアンサンブルだと、Eb ソプラニーノ・クラリネット、B♭ソプラノ・クラリネット、Eb アルト・クラリネット、Bb バス・クラリネットあたりで完結します

特殊なものほど、試作品的な意味合いが強いので、音程や音色が不安定で実用に耐えない場合があります

 

実際に演奏している動画がありますので、見てみてください!

 

いかがでしたか?

コンサートを聴くのには、特別な知識は必要なく、楽しめさえすれば良いです

ですが、今回のように楽器についてや、あるいは楽曲について少しでも知っていると、また違った楽しみ方が出来ると思います

 

今後も、いろいろご紹介していきますのでお楽しみに!