コラム

【楽器紹介】甘い音色の果実「フルート」の魅力

今回紹介する楽器は,ミニケストラ唯一の木管楽器,美しく澄んだ音色が特徴の「フルート」です

 

きらびやかで華のあるイメージのフルートですが,どんな特徴があるのでしょうか?

フルートの魅力にせまっていきます!

 

フルートの名前がついた理由

かつてフルートは「フラウト・トラヴェルソ」という名前で呼ばれていました

その意味は「横向きの笛」

 

当時楽器として用いられていた笛は,一般的に縦笛であるリコーダーを指していたのです

そのため,横向きで吹くフラウト(フルート)が出てきてから,従来の縦笛と区別するために「横向き」という言葉がつきました

 

フルートはもともと木製だった!?

金属製が主流ですが19世紀頃までは木製で、現在のようなキー(穴を塞ぐボタン)がなくリコーダーのように穴を指で塞いで演奏していました

その名残で,現在でも「木管楽器」に分類されます

 

その後,テオバルド・ベームというフルート奏者によってフルートの大幅な改良が加えられ,現在の形になりました

今でも木製のフルートはありますが,この改良が行われた時に木製から金属製に変わりました

 

そしてフルートにはいろいろな種類の金属が使われています

洋銀,銀,金(5K~24Kまで),プラチナなどなど…

 

19世紀にはガラス製のフルートも流行ったそうです

いったいどんな音だったんでしょうか…

 

フルートはどうやって音を出しているの?

みなさんはフルートがどうやって音を出しているかご存知でしょうか?

 

現代のオーケストラが用いる木管楽器の中で,唯一のエアリードと言う発音構造を持つフルート

エアリードとはその名前の通り,息を振動させて音をだす構造のことです

リコーダー,オカリナ,尺八,篠笛,龍笛なども,フルートと同じ仕組みで音が鳴るようになっています

 

フルートの,音が鳴る仕組みの詳しい説明はこちらのサイトをご覧ください

フルートのしくみ 音が出るしくみは?

 

音を出す方法としてはリコーダーをイメージするのが簡単かもしれません

もっと単純に言うと,空きビンに息を吹き入れて音を出す「ビン笛」と基本的な仕組みは同じなんです

ミニケストラのコンサートに来た際には,フルートをどのように吹いているか注目してみてください

 

フルートの音色は、小鳥のさえずり!

フルートの音色は,「小鳥がさえずるよう」と形容されることが多いです

 

この表現は現代の私たちだけでなく,昔の人も使っていたようで…

過去の作曲家の多くが,フルートのために小鳥の鳴き声をイメージした曲やフレーズを書いていたみたいです

 

時代や国が変わってもフルートの音に同じイメージを抱くのって,なんだか不思議で素敵すよね

 

このようなエピソードを知ると,音楽はいろいろな時代や国を飛び越える力があると言うことを感じさせてくれます

 

フルートの演奏方法

普段は鈴を転がすような可憐な音を奏でるフルートですが,息のコントロールひとつで様々な音を出せる一方で,変わった演奏方法もたくさんあるんです

 

例えば,声と音を一緒に出す「重音奏法」というものがあります

声と音が響き合って、独特な、そして少し不気味な音を奏でるんですよね

主に現代曲でその音を聴くことができます

 

他にも,アカペラコーラスなどで耳にする「ビート・ボクシング(口でドラムのようにリズムを刻む)」をフルートでやってしまう奏法もあります

これはジャズやポップスの曲でよく使われます

 

まだまだあるんですが,とてもユニークで変なものもだと「水洗トイレ」みたいな音を出す演奏方法もあるそうですよ

どこで使うんでしょうか…笑

 

余談ですが,この記事のタイトルに「果実」が使ってあるのは,「果物=Fluit」とフルートの複数形「Flutes」をかけているからです…。

…でも,本当に甘くてみずみずしい音なんですよ!

 

フルートが際立つミニケストラおすすめの曲はこちら

以前,ミニケストラのフルート担当のあっきーにインタビューしたときに言っていた、おすすめの曲を今回も紹介させていただきたいと思います

 

そのおすすめの曲とは,ナルト疾風伝のブルーバードです

フルートのソロが多いため,フルートの音色を贅沢なくらい聴くことができます

 

ぜひソロの部分に注目して聴いてみてください

百見は一聴に如かず!フルートの音を生で聴いてほしい

フルートの歴史・構造・音色などを知ることができ,魅力を感じることができましたでしょうか?

 

楽器紹介だけに限らないんですが,「音楽」を「言葉」で表現するのって、とってもとっても難しいんです

 

たった一音を伝えるために、たくさんの言葉を使わなければいけなかったり,逆にどんなに言葉を尽くして表現しても,たった一音で覆されてしまったり…

それだけ音楽が奥深いと言うことなんですけどね

 

「フルートの音ってどんなだろう?」と思った方は,ぜひミニケストラのコンサートにお越しください!

百聞は一見に如かず。いや,百見は一聴に如かず!

 

少しでも演奏を見て,聴いていただければ,ここで使った表現にきっと納得してもらえるはずです

 

ミニケストラのコンサートは,聴いてくださる皆さんと至近距離で演奏するのが特徴です

 

そこではフルートが奏でる多彩な音色だけでなく,他の楽器とのアンサンブル,メンバー同士の言葉を使わない掛け合いなど,大編成のオーケストラではなかなか気づけないようなところまで見ることができますよ

 

ミニケストラのコンサートで、音楽の森にすむ小鳥に会ってみてはいかがでしょうか?

皆様のお越しをお待ちしております